コロナ禍もあっという間に2年が過ぎ…
…もっともいつからコロナ禍と定義されるのか?ネットで調べてみると「2019年の末頃」とのこと。
とはいえ、世間的に注目が集まり「コロナ禍」というキーワードが浸透し始めたのは、翌年の2月に横浜のクルーズ船がメディアに取り上げられた頃なんじゃないでしょうか。
この2年間、歯科医院のみならず全ての医療施設は、感染対策に尽力してきたと考えますが、それでも感染者が出てしまうのは必然で時間の問題かとも思います。
これまでケーコ歯科でも、勤め先などで感染者が出て予約をキャンセルされる患者さんはチラホラとお見えでした。
…が、ついに患者さん本人感染の連絡がきました。
「そちらに受診してから、帰宅したら発熱があって、念の為検査したらコロナ陽性だったんです…💧」
…といううストーリー。
さて、ここで問題。
Q. 歯科医師は濃厚接触者になるのか? |
個人的な解答はこうです。
A. 基本的にはならない…ハズ |
歯医者さんが濃厚接触者になるかどうかの条件には一応定義がある程度設定されてはいるものの、安全が補償される条件というわけではありません。
現状で国内の歯科医師が参照すべき指針は、神奈川県歯科医師会が提唱している「歯科医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応指針」でしょう。
この指針、定期的に中身が代わっていて、現段階で ver.8 になっています。すばらしい。
一般の方にはわかりにくいと思いますので、簡単にご説明してみましょう。
実は、この指針では2つの条件で場合分けをしています。
① 感染が流行しているか地域どうか。
② 水しぶきが飛ぶような処置をするかどうか。
①については、例えるなら東京都と北海道や島根県だったら感染者の数が異なるので、警戒レベルも下がるようなイメージ。②については、歯を削ったり歯石除去をすると水しぶきが唾液と一緒に飛ぶからですね。
まぁ、あまり深く考えず、実際のトコどうかが知りたいポイントかと思います。
…名古屋は流行地域として考えるべきなのでしょうし、ほとんどの人がコロナ感染は未確認の状態で、大部分が水しぶきが飛ぶ処置が必要となる場合が多いかと思うので…
👈要はこういうことで、現状の名古屋の歯医者さんでは EB PPE もしくは口外バキュームの併用が勧められています。 |
PPEとは個人防護具の英語の頭文字の略、EはアイでBはボディー。EB PPE とは“目と体の保護と個人防護具”って意味になります。※印がある場合は口外バキュームで治療中に空気を吸引できる状態なら、ガウンはなくても感染防護として成立する…ということになります。
結論として…
名古屋でコロナ対策する歯医者さんは写真のどちらかになります。
マスク+フェイスシールド+ガウン | マスク+フェイスシールド+口外バキューム |
個人的な考えとして、ガウンを着るのならば患者さんごとに変えるべきだと思うのですが、世界的なコロナウィルス蔓延の中、医療物資は感染治療の最前線で活用すべきだと思います。
毎回交換しないでガウンを使うくらいなら、すべての治療で口外バキュームを使う方が有効だとの考えに至っています。
…と、いうわけでケーコ歯科では、コロナ禍でも安全に治療できる環境を提供しています。
また万が一コロナウィルスの感染者の方がお見えになった場合にも、歯科医師やスタッフが濃厚接触者にならないよう常に配慮しています。
この他にも様々な工夫がめぐらされていますので、安心して受診していただけたら…と思います。
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