口腔外科について
矯正が歯ならびのプロなら
口腔外科は人体のプロ
歯だけじゃない そのまわりもすべて
口腔の腔とは空洞の事で、それを構成する歯肉や骨やベロなどの組織をあつかうのが口腔外科です。
病棟管理から顎の骨折やガンの手術までを担い、知識や理論だけではなく、経験にもとづく勘ドコロも必要なのです。
ケーコ歯科では、総合病院や大学院を含む10年にわたり培った経験を生かし、歯のまわりすべてを診ています。
このようなお悩みは
ご相談ください
- 口内炎
- 親知らずの抜歯
- 歯の根の病巣
- 口腔乾燥
- 顎関節症
- 口の中が腫れて激痛
- 下痛症状
- 神経痛
POINT 口腔外科だからできる事
むし歯でこの激痛…オカシイぞ?
この歯肉の腫れ…歯周病じゃないぞ?
この口の中感じ…持病がありそうだぞ?
歯をぬく外科
口腔外科の抜歯はなにが違うのか?
口腔外科では、難しい症例の抜歯を毎日のように依頼されるため、当然ほとんどの条件の歯を抜くスキルがあります。
また、術後の痛みや腫れや感染症にも、手術室や病棟での経験から柔軟に対応でき、薬や点滴、追加手術など、効果的な対応策をご提案いたします。そして何より、抜歯にかかる時間やダメージによって痛みや腫れや治り方まで変わります。解剖学に裏づけされたテクニックでスムーズな処置が可能です。
親知らず
痛みをともなうとは限りませんが、親知らずは他の歯にトラブルを引き起こす事があるため、早めの受診をオススメします。
親知らずが不完全に生えている場合は、手前の歯との間に汚れがたまり、むし歯のリスクになります。さらにかみ合わせの負担が強いと、手前の歯に亀裂が入り、リスクはさらに増えます。
親知らずが不完全に生えている場合は、ほほの粘膜が親知らずまわりの歯ぐきにあたり、歯肉の痛みをまねきます。また、細菌感染により化膿し、腫れてしまう事もあります。
組織の負担が集中しやすい親知らずには、良性の腫瘍などができる事がありますが、構造的に大事な神経が近くにあり、大きな手術になる事もあります。定期的な診査が重要です。
親知らずは、抜いた人生と抜かなかった人生を比較できるワケではなく、あくまで予防的に抜歯するモノです。抜かなくてもよい場合もたくさんあります。大事なのは起こりうるトラブルを予測しておく事だと思うのです。
過剰歯・埋伏歯
本来ないハズの歯や生えてこなかった歯は、骨に埋まって歯ならびや矯正治療に影響をおよぼす事があります。切開や骨の開削はもちろん、歯の位置を3次元的に把握するセンスが要求されるため、口腔外科での抜歯をオススメします。
持病と抜歯
高血圧・糖尿病・心臓病・脳卒中・腎臓病・骨粗鬆症に妊娠中の方でも、抜かなければいけない時はあるモノ。体の状態やクスリとのかね合いなど、気をつけるべき点は多くあります。
時には担当医と連携し、抜歯をプロデュースします。
歯をのこす外科
口腔外科は
歯を抜くトコロだけではありません。
歯を残すための手術も多くあり、
口腔外科だけのテクニックです。
- 保険 歯の移植
- もし歯を抜いたら、入れ歯とかインプラントを選ぶしかない…とあきらめていませんか?
ひょっとしたら、抜いたトコロに他の歯を移植するという奥の手がつかえるかも知れません。
症例によっては保険も適用できる治療方法です。
- 保険 歯の再植
- なかなか治らない歯の根の治療。そんな時は、文字通り歯を抜いて根の治療を終わらせ、膿をかき出してまた元に戻す歯の再植が有効です。
たった1日で治療が終わる治療方法で、症例によっては保険も適用できます。
- 保険 歯の根の手術
- 歯の根に膿をつくる病変には通常、歯の神経の治療を行いますが、病変が大きいと治療期間は長くなり、リタイヤしてしまうケースもあります。
口腔外科では、病変を摘出しつつ、根の治療を終わらせる手術法で、短期間の治療が期待できます。
- 保険 歯周外科
- 歯周病やむし歯で根っこだけになった歯は、歯肉に埋まり被せるのが難しくなります。歯周外科とは、歯肉を調整する事で再び健康な歯にする治療方法です。他にも、歯肉を移植するなどの繊細なテクニックも可能です。
- 自費 再生療法
歯周病で溶けてしまった歯のまわりの骨をもう1度つくりあげる再生療法では、人工の骨や特殊な薬液を使いますが、最近は保険でもできるようになってきました。
テクニックはもちろん、咬み合わせの知識が必須の治療方法でもあります。
歯周病の組織を除去しても、骨よりも歯肉が先に再生します。これを特殊な膜や薬液でコントロールし、優先的に骨の再生をはかる方法です。時には人工の骨やチタン製の網を使います。
歯のまわりの歯肉は硬く、歯周病から守っています。矯正治療やインプラントなどで下がった歯肉を、上顎などから移植し見た目にも機能的にも健康な歯肉に戻します。
POINT 再生療法は保険でも可能
テレビや雑誌でも目にする再生療法。それだけに「まだ一般的ではない高額な治療」といったイメージではないでしょうか。
組織の再生を促す薬剤といえば、エムドゲイン®が有名でしたが、2016年からリグロス®が承認され、保険適用でも再生療法が身近になっているのです。
顔が腫れて激痛
顔がパンパンに腫れる…
その原因は、放置していたむし歯や歯周病の
細菌感染によるモノかもしれません
歯の根の病変や親知らず等への細菌感染と免疫のバランスから、急激に顔が腫れて激痛になる事があります。持病によっては危険なので、痛みと腫れと免疫のそれぞれへの迅速な対応が必要なります。とにかくまずは電話しましょう。
多くは歯が原因で、歯の応急処置を行います。歯の根の治療やかみ合わせの調整、ときには歯を抜く事もあり、一般歯科の知識必要です。
顔面や歯ぐきの腫れは、たまった膿が原因です。切開で膿を出せば、次第におさまりますが、効果的な切開には、解剖学的な感覚も必要です。
細菌感染には抗生物質が第1選択。でも、飲み薬で軽快しない場合は、点滴での投与が有効です。
内服とは違い、すみやかな治癒が期待できます。
顎関節症
天然の歯を削らずに、
咬み合わせの視点で原因除去を行います
時間をかけた問診を何度も行い、
症状が出始めた
キッカケ
(ターニングポイント)を探します
顎関節症はある日突然なる病気ではありません。問診でさかのぼれば、キッカケがあるハズです。
例えば、被せモノをしてから症状が出ているのなら、仮歯に置きかえ、高さを調整し、顎の関節の位置を正常な位置に誘導していきます。つまり被せる前の状態に戻すワケです。
対症療法ではない原因除去を一緒に考えましょう。くわしくはこちら
POINT
なぜ治療ができるトコロが
少ないのか
顎関節症は口腔外科の分野とされますが、治療には対症療法で外科の知識、原因除去で咬み合わせの知識が必要となり、
口腔外科だけでの治療はむずかしいと感じます。
「かみ合わせを学びたければ、入れ歯をつくれ」有名な歯医者さんのことばだそうですが、口腔外科では入れ歯をつくれません。
ケーコ歯科では、口腔外科をベースにしながら、すべての治療を構築しています。この事が、ケーコ歯科の顎関節症の治療を支えているのです。
口腔ガンについて
舌ガン、口腔ガンもご相談ください
ガンは突然できるワケではなく、ヒッソリとむしばむモノです。幸いお口の中は敏感なトコロなので、察知しやすいともいえますが、「口内炎かな?」と思いながらも、そのまま様子をみられる方もみえるでしょう。
「あれ?おかしいな?」と違和感を感じたら、自己判断をせずにまずはお気軽にご相談ください。
ご相談例
- ベロの裏側や横にシコリのようなモノがある。口内炎…?違うのかな…?
- 歯肉が腫れぼったい
- 舌や歯肉が白っぽい
- 入れ歯や詰めモノがあたっているトコロが白くなっている など
ガンに原因はないのか?
そんなイメージではありませんか?しかし、ガンには原因があると考えられます。 タバコがわかりやすい例ですが、持続的な刺激も大きな要因です。それは、歯やベロや粘膜などの圧迫による弱い刺激でも成り立ちます。
ベロや粘膜の違和感がながく続いている場合は早めに受診しましょう。