スタッフのアヤです🐶
今日は嘔吐反射のある患者さまの治療についてです!
ケーコ歯科でも嘔吐反射のある患者さまは年齢問わずいらっしゃいます。ある70代の患者さまは、シュノーケルでさえもえずいてしまうくらいの嘔吐反射があるけど、2年前から全ての歯がなくなったので入れ歯を作って欲しい!とご来院されました。
診察してみると少しお口の中に指を入れるだけでも結構過敏に反応されていて、入れ歯を作ること自体(型取りなど)難しいだろうし、もし入れ歯を作れたとしてもそれを入れることができるのか…?と思ってしまうほどでした😭
診察してみると少しお口の中に指を入れるだけでも結構過敏に反応されていて、入れ歯を作ること自体(型取りなど)難しいだろうし、もし入れ歯を作れたとしてもそれを入れることができるのか…?と思ってしまうほどでした😭
そこでケーコ歯科が提案したのは、2つの方法。
① なんとか頑張って型取りをする
② 型取りを諦め、お口の中で樹脂を少しづつ盛り足して創り上げる
② 型取りを諦め、お口の中で樹脂を少しづつ盛り足して創り上げる
付き添われた奥さまと相談された患者さまは、①のまずは頑張って型取りをしてみて、それでも難しい場合は②の直接お口の中で創っていく方法を考えたい…とのことでした。
とはいえ、型取り中に嘔吐反射が発現してしまうと、吐物が肺に入って肺炎を招くリスクがあり大変危険です。
これは全身麻酔などの手術で喉に管を通す時にも想定されることで、そういった場合には前日の夜から飲食を禁止にするそうです。
これをうけて先生から提案がありました。これは普通ではありえない提案だそうですが…
☑️ 前日の夜〜当日の朝まで飲食をしない制限
胃を空っぽにして当日の予約を1番早い9時半にすることで型取りでの誤飲や、反射がでても何も出ないようにします。
※ 全身状態や血糖値など注意を要し、推奨している訳ではありません。さらにアドバイスです。
先生の説明では、嘔吐反射がもっとも発現するのは嚥下で飲み込む瞬間だそうですが、唾液が溜まってくるとヒトは無意識に反射で嚥下が発現してしまうそうなんです。
そこで…
☑️ 型取り中は唾液を垂れ流し状態にする
型取りは2分〜3分硬化に時間がかかるのですが、その間に唾液が溜まります。唾液を呑み込む時に、舌が型取りのトレーにあたると嘔吐反射の原因になりますので、型取り中は口元にティッシュを持ってきて唾液を吸わせるようにしていました。
☝️つまり、胃の中を空っぽにした状態で唾液を垂れながしで型取りをする作戦❗️
実際、上の作戦で嘔吐反射は少なからずありましたが✨キレイに型取りができました❗️
その後、順調に入れ歯の試適が終わり、次回はもう入れ歯の完成というところまできました✨
入れ歯の完成まで思っていたより早く進んだので驚いたのと、患者様もこれで食事など噛めるようになるので良かったなと私も嬉しくなりました✨
嘔吐反射以外でも何か気になることがあればお気軽にご連絡ください!
お電話でのご予約お待ちしております✨