日々の保険治療において…
(ここは患者さんのためにも頑張らないと!)
…と気合が入る時、人間やっぱりあります。
さて、確か当時17歳の男子高校生。
久しぶりに来院されたのですが、見れば右の上の1番奥に黒いアイツ…。
そうです。ムシ歯です。
削ってみると、まァ〜コレが大きなムシ歯…💧
…正直いって、上の1番奥の奥側なんて、歯医者さんがとても治療しにくい難易度の高い場所。このムシ歯の大きさからすると、”被せるのが楽”という言い方は間違ってないんじゃいかと思います。
…でも、17歳という若さで全部削って、いわゆる銀歯として被せてしまおうとすれば、神経をぬく可能性が高い。それは、咬み合わせを触ることでもある。それは避けたい💧。 そこで、保険ながらダイレクトボンディングの技術を応用し、コンポジットレジン(通称CR)という樹脂をつめて、歯の形に仕上げる方法を提案しました。 |
ただ…ムズいんです💦。
結構ムズいんです…この奥歯の奥側を詰めてゆくのは💧。
ミラーで覗かないと見えない場所なので、歯の形を少しづつ盛り上げては覗く…。コレを息をとめながら繰り返してやってゆくという気合オンリーの治療だったりするワケです。
さらに難易度もさることながら、詰めモノとの間に段差なんて作ろうものなら、ムシ歯や歯肉炎を誘発してしまうため、見た目だけではなく実質的な完成度が求められるのも悩ましいところです。
頑張った結果がコチラです。
患者さんにくわしく説明したワケではありませんし、銀歯でやっても治療後の感覚は変わらないでしょう。でも、自分なりにこの歯の将来を考えて頑張った結果が、治療後の経過としてかえってくるといいなーなんて思います。
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名古屋市は名東区の開業歯科医。
総合病院の口腔外科をベースに、ベテラン歯科医師の元で修行後、歯科医院の分院長を経験。
診断力と器用さを武器に、オールラウンド型歯医者を目指して奮闘中。